第16回 ナンバーズ再検証
〜傾向は変化したか〜

「ナンバーズ」。もう700回目の抽選も目前です。
今まで何度となく、しつこいと思われた方もいるでしょうが、「ナンバーズは日付不可&ダブルを買え!」と書いてきました。

しかし最近、「あれ? これでこんな配当なの?」と思うことがときどきあります。もしかしたら「日付不可&ダブル」は不人気ナンバーではなくなってしまった!?

そこで、今回はこの文章を書いている時点での最新結果、第692回までのデータを用いて傾向が変化したのかを考えてみたいと思います。

この記事は2000年04月に書いたものです。
最新の分析は「第24回 ナンバーズ3 高配当を狙え part1」または「第25回 ナンバーズ3 高配当を狙え part2」をご覧ください。

1.日付不可数字の確認

第1回目の講座を公開してから、もう丸4年が経ちました。
その間「日付不可」の定義は何度か変わっています。今回は前々から「やらなければ」と思っていた「日付分類表」を作りました。
「000」から「999」までの1,000個の数字を並べ、日付の種類で色分けしてあります。
別のウィンドウで開くようにしてありますので、先を読む際に隣りに表示しておくと判りやすいと思います。
そこでは日付を次のように3種類に分けています。

日付タイプ意味
通常日付○月○日と読める数字112(1月12日、11月2日)
平成年日付平成○年○月○日と読める数字793(平成7年9月3日)
2桁日付百位を無視して○月○日と読める数字089(8月9日)
日付不可上記以外の数字010

以下の考察ではこの定義に従って分析していきます。
また、それ以外に「ダブル」「トリプル」についても分析します。

2.全692回の分析

第1回から第692回までの全ての結果を対象にどんな傾向があるのかをまとめてみました。

通常日付平成年日付2桁日付ダブルトリプル件数平均配当
17141,312
Aの反対グループ67597,791
    18180,578
    50294,925
   10971,965
   177115,944
Fの反対グループ51592,989
    969,567
条件なし(全体)69298,860

A.どのタイプの日付にも読めなくて、ダブルという意味です。
B.A以外のグループです。平均配当がこんなに違います。
C.通常日付に読めるもの。それ以外の条件はなし。
D.平成年日付に読めるもの。それ以外の条件はなし。
E.通常日付にも平成年日付にも読めるもの。

C・D・Eからは日付に読める数字がいかに低配当であるかがわかります。

F.ダブル。
G.F以外のグループです。これもかなり差が出ますね。
H.トリプルのみ。

F・G・Hからはダブルは高配当、ただしトリプルは低配当ということがわかりますね。

I.全体の平均配当です。この平均配当を下回るようなグループに属する数字は買わない方が良いでしょう。

ここまでは「日付不可&ダブル」は高配当という傾向が見られます。
では、これを最近200回の抽選結果とそれ以前とで比較してみましょう。

3.傾向に変化はあるのか

第1回から第492回までの結果と最近200回の抽選結果で先ほどと同じ表を作ってみました。

第1回〜第492回

通常日付平成年日付2桁日付ダブルトリプル件数平均配当
11139,400
Aの反対グループ48198,974
    13778,513
    35496,397
   8469,698
   124120,206
Fの反対グループ36893,028
    765,986
条件なし(全体)49299,878

最近200回(第493回〜第692回)

通常日付平成年日付2桁日付ダブルトリプル件数平均配当変動率
6144,817↑ 3.9%
Aの反対グループ19494,858↓ 4.2%
    4487,009↑10.8%
    14891,403↓ 5.2%
   2579,584↑14.2%
   53105,970↓11.8%
Fの反対グループ14792,891↓ 0.1%
    282,100↑24.4%
条件なし(全体)20096,357↓ 3.5%

4.考察

さてさて、いろいろと考えてみましょう。

まず、全体では3.5%のダウンですね。これは以前に別の講座でも書いたと思いますが、全購入口数が安定してきて配当が落ち着いてきたためと考えられます。

では全体として下がってきている中で、その割合以上に下がっているものに注目してみましょう。

ひとつは最大の下げ幅のFタイプです。これは私の推している「ダブル」です。そうです、私がこれでこんな配当なの?と感じたのはこれが原因のようです。ダブルに関しては不人気の傾向が弱まっていると推測できます。

次に目立つのはDタイプです。これは私の勝手な推測でしかありませんが、平成も12年目に入り、子供の誕生日・何かの記念日などが平成であることが増えてきた為ではないでしょうか。
逆にC・Eタイプはかなりアップしていますが、それでも全体平均Iをかなり下回っています。この傾向は今後も続き、平成年日付と通常日付の差が縮まるものの日付可全体としては総平均を上回ることはないと予想されます。

さて、そんな中でAタイプを見て下さい。全体として3.5%ダウンにも関わらず、Aタイプはアップしています。200回中6件ということで傾向を読むには件数が少なすぎますが、期待してもよさそうです。

5.まとめ

私が「日付不可&ダブルは既に不人気ナンバーではない?」と感じたのは確かに気のせいではなかったようです。
ダブルだけではかなり配当が落ちてますし、平成年日付の台頭で日付に読めるグループ内では新しい動きがみられました。
しかし、まだまだ「日付不可&ダブル」の威力は絶大です。「日付分類表」の赤い数字に絞って高額配当を狙い打とう!

2000.04.27 DEM
twitterはじめました。
先頭に戻る