リフォームのオススメと注意点〜浴室・トイレ

2015/06/29 10:10 カテゴリ: その他

2015年02月に浴室とトイレのリフォームをしました。
築21年のマンションです。

相談会に行ったりショールームに何度も行ったりして悩んで決めました。
オススメと注意点を挙げてみます。

浴室

浴室の印象を大きく左右するほど重要でありながら、いざ決めるとなると難しく、一番悩んだ箇所です。

TOTOの場合、材質は「鏡面」「ツヤ消し」「光沢」の3種類があり、それぞれいくつかの色や模様があります。
TOTOのカラーシミュレーションを見る

プレミアムグレード、ハイグレードIIが鏡面、ハイグレードIがツヤ消し、ベーシックグレードが光沢です。

・マンションで窓が無い浴室なので、明るい印象にしたかった。
・4面の壁のうち1面だけ色違い(アクセントプラン)にすると締まって見える。

これは居室をリフォームする際も考えてもいいかもと思いました。

ということで、3面は白、1面だけダークブラウンの木目調にしました。
色もそうですが材質は特にショールームで確認することをお勧めします。
カタログでは材質の違いはわかりません。

TOTOのショールームでは選んだ壁や床、浴槽等からミニチュアのセットを作ってくれて雰囲気を確認できます。

結局奮発して4面とも「鏡面」にしましたが、数万円の違いで得られる高級感に大満足です。

あまり選択肢はなかったのですが、TOTOの「ほっカラリ床」です。
カタログでは「翌朝にはカラリと乾く」とありますが、入浴後数時間で乾いています。

換気扇の使用方法でも左右されると思います。

石目とタイル調の2種類で、色を含めると9パターンの中から選びます。
ほっカラリ床のパターンを見る
どれを選んでも水はけ等の機能の違いはありません。

明るい色はカビが目立ちやすく、暗い色は石けん残りなどが目立ちやすいということで、中間色も人気があるそうです。
壁が白基調、浴槽も白にしたので、床も白(タイル調)にしました。

浴槽

浴室が狭いのであまり選択肢はなかったのですが、なるべく脚が伸ばしやすい形を思ってラウンド浴槽にしました。
TOTOの浴槽を見る
こちらは浴槽の縁が手で掴みやすい構造になっているので立ち上がるときなどに安心感があります。
そのため浴槽にグリップを取り付けるのをやめました。

魔法びん浴槽

一人暮らしなので保温性能は不要と思ってやめました。
しかし、湧かし直し(追い炊き)するときの水温はそのままガスの使用量に効いてきます。

2月のデータですが、翌日の追い炊きで使用したガスは約0.34㎥。
試しに水を張って追い炊きで湧かしてみると約0.7㎥。
東京ガスの場合、この差は約50円。

魔法びん浴槽にすると数万円アップになりますが、一日30円の節約効果があると仮定すれば数年で元は取れそうです。
これは失敗。魔法びん浴槽にすればよかったです。

夏期はシャワーだけとか、湧かし直しはあまりしないというご家庭ではなかなか元は取れないかもしれませんが、エネルギーの節約になることは間違いないですね。

TOTOの魔法びん浴槽を見る

ドア

大きく分けて「折戸」「開き戸」「引き戸」があります。
TOTOの浴室ドアを見る
最終的に「折戸」にしましたが最後まで「開き戸」と悩みました。

「引き戸」は構造上付けられませんでした。

「開き戸」なら洗面所側にタオル掛けを付けられたり、一枚板なので掃除も楽で、見た目も一番良いと考えていました。
しかし欠点がいくつかあります。

・可動範囲が広いため、開け閉めの際に床に置いたイスや洗面器が邪魔になる。
・万一浴室で倒れたとき、倒れた人自身がドアを開けにくくしてしまう可能性が高い。
・ドアの位置に依っては浴室から出辛い(ウチはまさにこれでした)。

ショールームなどで実際に出入りして確認されることを強くオススメします。

開き戸を検討しているとき、樹脂よりずっとおしゃれなので透明な強化ガラスにしようと思っていましたが「丸見えですよ」とショールームの人に変な顔されてしまいました。
ガラスのドアにするのは脱衣所と洗面所が別になっているような場合で、ウチのように脱衣所に洗濯機や洗面化粧台があるようなケースでは樹脂にするのが普通だそうです。
そりゃそうですね。 折戸(樹脂)枠ホワイト 開き戸だと床に置いたモノが邪魔になりそう。

照明

迷いましたが壁付けをやめてダウンライトにしました。
TOTOの浴室照明を見る

狭い浴室で梁もあるため天井の空きスペースが少なく、取り付けられるかどうかが問題でしたが大丈夫でした。
これは本当に良かった。

・壁の掃除が楽。
・出っ張らないので空間が広く感じる。

好みもあると思いますが高級感が出ます。 オプションの調光システムも付ければ良かった。 数万円をケチってしまった。 2つしか写ってませんが浴槽の真上くらいにもう一つあって計3つのダウンライトです。

水栓

今どきは浴槽に湯を張るのに水栓は使わないケースが多いようですね。
でも断水前や非常用に浴槽に水を張りたい時にシャワーを使ったりするのはなんだかなぁと思って、洗い場・浴槽兼用のカバー水栓(アーチハンドル)にしました。
これは正直どちらでもよかったかもしれません。
TOTOの水栓を見る

エアインシャワー

シャワーヘッドの格好良さもあってエアインシャワー(メタル調)にしました。
TOTOのシャワーヘッドを見る

実際に洗面器に放水してみると35%の節水は実感できます。
もっとコマメに節水したい場合はシャワーの持ち手部分にON/OFFボタンが付いているものもあります。
私の場合、水栓を浴槽との兼用にしたのだから手元でON/OFFできるタイプにするべきだったと後悔しています。

天井換気器具

換気暖房乾燥機「三乾王」にしました。
TOTOの天井換気器具を見る

ひどい結露で困っていたのがリフォーム翌日から結露が全くなくなりました。
確かに今までの換気扇は貧弱でしたが、ビックリしました。
ただ、施工会社の方に後日聞いてみたのですがそこまでの効果があるとは言い切れないとのことで、他にも要因があったのかもしれません。 三乾王の洗面所側のリモコン。浴室内に付けるヒカルリモコンではありません。

ヒカルリモコン

「三乾王」はオプションで浴室内にリモコンを設置できます。
定価で1万円なのでケチるところではないと思っていたのですが、不要なモノを極力省けば掃除も楽になるという考えからやめました。
しかし使ってみて後悔。

・真冬の入浴数分前から暖房するけど浴槽に浸かったら止めたい。
・24時間換気になっているけど洗い場で寒く感じることがあり、そのときは換気を止めたい。
・浴室を出る前に簡単に掃除をしますが、そのときにはしっかりと換気扇を回したい(夏場は特に)。

これらはすべて浴室のドアを開けて洗面所側のリモコンを操作することになります。
浴室内にリモコンがあった方がずっと良かったです。

ランドリーパイプ

浴室に洗濯物を干すのは一般的でしょうか?
リフォーム前はランドリーパイプがなかったのでやったことなかったのですが、「三乾王」を付けるなら使うこともあるだろうと考えてブラケットを2組、パイプを1本付けました。
これは微妙です。

洗濯物が干せるのはとても良いのですが、ランドリーパイプを設置するためのブラケットがかなり掃除の邪魔になります。
上向きのコの字型なので水滴も溜まりやすい。
自分の使用頻度を考えると無くても良かったです。 このゴムベラ(ホームセンター等で数百円)で壁の水滴を取るのですが、壁に突起物があるととにかく邪魔です。
ランドリーパイプ用のブランケットがゴムベラ掛けにちょうど良い。色まで合っていて付属品の様。

収納棚

私の場合、着脱式の3段の収納棚が標準セットでした。
TOTOの収納棚を見る
鏡の下にカウンターがあるので収納棚は「不要」と判断しました。 これは大正解。
不要な棚は排除しましょう。掃除が楽です。

ただ、貸したり売ったりする場合も考えて、後から棚を付けられるように壁の裏に補強用の板を取り付けてもらいました。
後々どこに設置できるかは図面をいただきました。
壁裏補強板にかかった費用は数百円です。

タオル掛け

無いと困りそうで実際使っているのですが、排除することも一考の価値アリです。
これが無ければ掃除が楽!

手すり(インテリア・バー)

必要性は年齢に依ると思いますが事故防止のためにもあった方が良いと思います。
父の介護経験からドア横が良いと判断しました。
ショールームで実際に確認してみると良いと思います。

トイレ

便器

とても狭いのでタンクレスにしました。
いくつか細かい選択肢がありますが浴室ほどではないのでほとんど悩みませんでした。
フタの自動開閉がないタイプにしたのですが、これはあっても良かったかも。

狭いトイレなので手洗い台の設置ができません。
タンクレスにしたことで完全に手を洗う場所がなくなりました。
これはまぁ元々タンクの水栓では手洗いしてなかったので問題ありません。
結果としてタオル掛けが不要になりました。

紙巻き器

今回のリフォームで一番良かった部分かもしれません。
一人暮らしなのに2連の紙巻き器にしたのは、立ち上がるときの支えになるからです。
携帯も置けるし小物も置けます。

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