WiMAXから格安SIMへ

2014/04/12 13:01 カテゴリ: PC周辺機器,通信

最新記事は「格安SIM(LTE+3G)のススメ」をご覧ください。

このブログでは何度も WiMAX を推してきたわけですが、1年しばりが解ける2013年末頃から別のことを考え始めていました。

それまで MVNO は選択肢としてなかったのですが、月額 980円につられて検討を始めたのでした。

MVNO とは「仮想移動体通信事業者」のことで、docomo などから回線を借りて通信サービスを行う事業者。

AEON が格安 SIM の販売を開始したり、マツコが

「みんなやってるの?」

と不思議そうに訊くテレビCM もありましたね。

結論から書けば、WiMAX を解約して「BIGLOBE LTE・3G」にしました。
いわゆる「格安SIM」です。
WiMAX と違ってルータが0円とか1円では買えないので単純比較はできませんが、価格面でもパフォーマンス面でも満足しています。
一般論の詳しい比較は良い記事がたくさんあるでしょうから私のケースで説明します。

利用スタイル

・自宅には固定回線があり、外出先での回線を確保したいだけ。
・移動は電車が主で、地下鉄、地下に潜る私鉄も利用する。
・外出先では普通のWEBサイトを見たりメール送受信程度で、動画の視聴やアプリのダウンロードなどはしない。
・端末は iPod touch と iPad。
・通話はガラケーで、ガラケーでのデータ通信はメールのみ。
・なので、格安SIM を利用するにはルータを用意する必要がある。
・都内在住。

契約のしばり

モバイル通信の世界は日々変貌しているのでよほどの事情がなければ2年しばりはお勧めできません。
@nifty WiMAX は1年しばりでした。
今回の「BIGLOBE LTE・3G」はしばり無し!
気に入らなければいつでもやめられます(^^)

通信速度制限

WiMAX の魅力はなんと言っても通信量に応じた速度制限がないことでした。
「BIGLOBE LTE・3G」の 980円のプランだと、1ヶ月で 1GB、3日間で 360MB を超えて通信すると速度制限がかかります。

2015年04月17日から料金据え置きで1ヶ月3GBに変更されています。詳しくはこちらで。

WiMAX を使っていたときの月単位の通信量は多いときで 2GB くらいで、多くの月は数百MBでした。
実際に使ってみて、月に 1GB を超えることはなさそうです。
しかし、うっかりすると iOS のフォトストリームなどで思わぬ通信量になってしまうこともあるので注意は必要です。

WiMAX も 新しいサービスである「WiMAX 2+」では通信量に応じた速度制限があります。

通信可能エリア

実は最も期待していたのはここです。
WiMAXは公表されているエリアを見れば都内全域が通信可能となっています。
しかし繋がらない場所の多いこと多いこと。
地下に弱い。建物の奥まったところも弱い。

例えば地下鉄。
駅構内は繋がる所もありますが地下走行中はまず繋がりません。地下に潜る私鉄も同様です。

例えば雑居ビルの店内。
地上でも地下でも多くの壁で入り組んだ施設内で繋がらないことが多いです。
都内でも横浜でも、繋がらない飲食店(席の場所にも依る)がたくさんありました。

その点「BIGLOBE LTE・3G」はdocomo の Xi もしくは FOMA が繋がる所なら繋がります。 実際に使ってみて 大満足 です。

昨年末に出雲大社に行ってきたのですが WiMAX は使い物になりませんでした。

通信速度

概ね数Mbpsは出るので満足しています。
0.2Mbps(約200kbps)なんてこともあります。
速度がでないときのほとんどは繁華街や駅前など狭い範囲で人が多いとき。
一つの基地局を大勢で使っている状況になれば当然です。

速度とエリアに関しては docomo 利用者であれば、今利用しているのと同等と考えれば良いかと思います。
WiMAX のような全く別の回線と違って安心してトライできますね。
ちなみに WiMAX は「Try WiMAXレンタル」というサービスで 15日間無料で試せます。

料金

@nifty WiMAX は、キャッシュバックなどを考慮すると月額2,300円ほどでした。
これはルータ代金(1円)込みです。
1年のしばりはありますが、1年ごとに解約→新規契約することで、ルータも最新のものが使えます。
これはこれで素晴らしいコストパフォーマンスです。
一方で「BIGLOBE LTE・3G」は月額980円ですが、ルータを購入する場合はその代金をどう評価するかで変わってきます。
最新のルータでなくても良ければオークションなどで安く入手することも可能ですし、そもそも利用端末(タブレットやスマホなど)に SIM を挿せるのであれば、

初月 3,000円(税別)
 プラン申込手数料(税抜き 3,000円)
 月額利用料(初月無料)

翌月以降 903円(税別)
 月額利用料(税抜き900円)
 ユニバーサル料(税抜き 3円)

これだけです♪

docomo から「カケホーダイ&パケあえる」という新サービスが発表されましたが、大手キャリアのパケット通信料はまだまだ高過ぎです(^^;

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